認知症・誤嚥性肺炎の予防にも「噛める」ことで「健康長寿」に

インプラントと認知症・アルツハイマー・誤嚥性肺炎予防の関係

厚生労働省が2010年に発表したデータによると、日本人の平均寿命と健康寿命の差は、男性で9.13年、女性で12.68年です。この期間は日常生活に制限のある「不健康な期間」と言えるため、生活の質を保つためには健康寿命を延ばすことが必要です。それでは、「噛める」ことがなぜ健康につながるのでしょう?

噛めるとリスクが減る認知症・誤嚥性肺炎

肺

2011年の厚生労働省研究班の調査では、歯がほとんどなく入れ歯も使っていない65歳以上の人が認知症になるリスクは、歯が20本ある人の1.9倍、咀嚼に問題がある人のリスクは問題なく噛める人の1.5倍と言われています。これは、歯を失う原因となる歯周病などの炎症が脳に直接影響を及ぼすことや、咀嚼能力の低下が認知機能の低下を招く可能性が高いためと考えられます。

また、高齢者の死因に多い誤嚥性(ごえんせい)肺炎も、噛む力の低下に伴う飲み込む力の低下がリスクを高めています。ほかにも、アルツハイマー病、肥満、姿勢の悪さなども、「噛めない」ことでリスクが高まると言われています。

歯を失った場合にインプラントで「噛む力」を得ることは、1日でも長く健康でいるための手段でもあるのです

その日に噛める喜び食事や旅行を楽しめるオールオン4

「入れ歯で歯ぐきが覆われ食べ物がおいしくない」「口を開けて笑えない」「口臭が気になり人と会いたくない」―。自分の歯と同じように噛め、審美性にも優れたインプラントには、こういったストレスから解放されるメリットもあります。

近年では、インプラントの埋め込みから仮歯の装着までを1日で行うことが可能な「オールオン4」が登場し、すぐに「噛める喜び」を得られるようになりました。噛めることは、心身の健康において重要です。入れ歯や食事の心配をせず、外出や旅行を楽しむことが大切だといえます。

年間1500本以上の当院のすべての手術は、院長の鈴木が担当しております。当院ではインプラント無料相談会も開催していますので、費用・自分に合った治療法など不安な点をご相談ください(要予約)。