インプラントの基礎知識 その2/歯を失うことと認知症の関係

インプラントは認知症予防につながります

高齢者と女性

2011年、厚生労働省研究班が、65歳以で自分の歯がほとんどなく入れ歯を使っていない人は、歯が20本以上残っている人に比べて、介護が必要な認知症になる可能性が1.9倍高くなるという調査結果を発表しました。

歯がない人の認知症のリスク

この調査は、愛知県内に住む65歳以上の高齢者4425人を2003年から4年間にわたり追跡。この間に認知症を発症し、要介護認定を受けた220人を分析しました。

年齢の違いや持病の影響を考慮しつつ、認知症になるリスクを計算した数値は、自分の歯が20本以上ある人に比べ、歯がほとんどなく入れ歯も使っていない人で1.9倍。同様に、あまり噛めない人のリスクは、何でも噛める人の1.5倍、かかりつけの歯科医院がない人は、ある人の1.4倍となりました。

インプラントの認知症予防の効果

それまでは歯の状態と認知症との因果関係を示す調査はありませんでしたが、研究班は「歯を失う原因となる歯周病などの炎症が直接脳に影響を及ぼすことや、噛めなくなることによるそしゃく機能の低下が認知機能の低下を招いている可能性が高い」としています。

認知症予防の観点からも定期的に健診を受け、噛む力を保つことが必要です。噛む力を得られるインプラントは、その選択肢のひとつです。